銀インゴットの偽物について

通常、刻印のある銀インゴット＝品質が保証されているものである、というのが一般的な見方ですが、海外製のものなど、中には全く銀ではない偽物の銀インゴットもございます。

こういった偽物を確認するにあたって一番簡単な見破り方は、インゴットに記載の重量と実際の重量が合っているかを実際に計量して確認する方法です。

通常のインゴットは、刻印されている重量を割ることがないように、ほんの少しだけ重く作られている場合が多いです。

しかし、偽物のインゴットの場合は、刻印の数字に全然届きません。

こちらのインゴットも、「1000g」と記されていますが、実際に計量すると全然違う数字が出ております。

銀は重い金属であるため、本物に近いサイズ感で作ろうとすると、どうしても軽くなるのです（逆に重量を近づけようとすると、本物よりかなり大きくなります）。

実際に分析装置にあててみても、上の画像のようにほとんど銀は出ませんでした。

また、お品物をよく見てみると、刻印も通常とは異なるものであることがわかります。

画像のような銀インゴットをお持ちの場合は、本物でない可能性もございますのでご注意ください。