シルバーカトラリーの刻印について

銀の食器やカトラリーなどには、基本刻印が打たれております。

「SILVER」「銀製」などの刻印が見当たらないものにつきましては銀でない可能性が高いので、こういったお品物の買取の際は刻印の有無を必ず確認しております。

下の画像のカトラリーですが、裏側をひっくり返して見ると、一方には「SILVER 950」の刻印がありますが、もう一方は見当たりません。

刻印がないほうのスプーンに試しに磁石を近づけてみたところ、バチンとくっついたことから、確実に銀ではない―おそらくステンレス製であると予想できます

（洋白製の場合は磁石を引かないので、磁石が付かないからといって銀であるとは限りません）。

実際に分析装置にあててみてもやはり銀ではありませんでした。

微量銀を引いているのは表面が銀メッキ仕上げであるためだと思われます。

このように、シルバーカトラリーなどの銀製品は刻印の有無によってある程度銀かそうでないかを見分けることができますので、可能であれば一度お客様の方でも刻印をご確認頂ければと思います。

ただし、中には「銀でないことを示す」刻印もございます。ご不明な点などございましたらお問い合わせください。